✅ 結論
医療保険も貯蓄型保険もいらない!
必要な保険はこの3つだけ:
火災保険(建物のみ)/自動車保険(対人・対物無制限)/生命保険(子どもがいる家庭のみ)
私の体験:親の言うがまま、月1万円の医療保険に加入
私は大学を卒業してすぐ、親の付き合い?で月1万円の医療保険に加入しました。理由はよくある「若いうちは保険料が安いから今のうちに入っとけ」というもの。
でも、本当にそれって必要? って、あるときふと考えたんです。
病気になったら医療費が高額になる…というイメージはあるけれど、実際には「高額療養費制度」という仕組みがある。
これ、知らなかった。というか、保険営業の人も教えてくれなかった。
この制度を使うと、たとえば年収400万円の人なら、1ヶ月の医療費の自己負担上限は約8万円ちょっと(自己負担上限額は収入によって決まる)。
つまり、入院して100万円かかったとしても、実際に支払うのは8万円程度。
月1万円の保険料、40年払うとどうなる?
仮に22歳から65歳までの43年間、月1万円の保険料を払い続けると…
1万円 × 12ヶ月 × 43年 = 516万円
病気になる確率が低い若いうちから、なんとなくで払い続けたら、50万円どころか500万円超の出費になる。
「先進医療が〜」「三大疾病が〜」の真実
よく保険のセールストークで聞く「先進医療特約」や「三大疾病保障」。
たしかに重病になったら必要になることもある。でも、
- 先進医療を使う機会は全体のごく一部(がんでも、対象治療を受ける人は1割以下)
- 三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)も、若い世代の発症率はかなり低い
→ 実際には、保険料に見合うリターンがないことも多い
貯蓄型保険はほぼ意味なし
「お金が増える」と言われがちな貯蓄型保険。
でも、よく見ると、
- 解約したらバカみたいな手数料を取られる
- 長期で積み立てても年率1〜2%程度しか増えない(インフレで実質マイナス)
- 元本保証といっても、お金を引き出したいときに縛られる
→ その保険、ただの利回りの悪い定期預金以下かも。
お金を増やしたいなら、「保険」じゃなくて「投資」
投資と聞くと、「怖い」「ギャンブルっぽい」ってイメージがあるかもしれません。実際、そういう怪しい商品もある。
でも、
- 世界中で利用されている、低リスクな投資信託(例:インデックス投資)
- 長期・分散・積立の3原則を守れば、年3〜5%のリターンが見込める
→ お金を増やしたいなら、保険より投資。これが現実です。
保険の本質を忘れないで
保険は「安心のために入るもの」ではない。「もしものとき、致命傷を防ぐために入るもの」。
- 火災保険(建物のみ)
- 自動車保険(対人・対物無制限)
- 掛け捨て生命保険(子どもがいる家庭のみ)
この3つがあればOK。
それ以外の“安心料”は、自分で調べて、貯金して、知識で備えましょう。
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