【パパ向け解説】我が家の保険、実は3つで十分かも?見直して、趣味や家族のためにお金を活かしませんか?

「保険を見直して趣味(デニムや革製品)に使うお金が増えたことを示す画像。折り畳まれたデニムとシャツ、革のバッグ、そして増えたお金を象徴するコインと紙幣。」
目次

パパの保険、実はもっとシンプルで大丈夫!見直せば、自由に使えるお金が増えるかもしれません。

医療保険も貯蓄型保険(学資保険)もいらない!

「家族のために、保険はしっかり準備しておかないと…」そう考えていらっしゃるパパの皆さん、多いですよね。その気持ち、とてもよく分かります。でも、実際のところ、多くの方が気付かないうちに必要以上の保険に加入して、毎月の保険料を「こんなものかな」と支払っている可能性があるんです。

必要以上の保険に加入して、毎月数万円もの保険料を「なんとなく」支払っている

はっきりお伝えしたいのですが、私たち子育て世代のパパにとって本当に必要な保険は、基本的には3つ程度で十分じゃないかと考えています。

必要な保険はこの3つだけ:
火災保険(建物のみ)/自動車保険(対人・対物無制限)/掛け捨ての生命保険(子どもがいる家庭のみ)

 それ以外の保険を見直すことで、家計はずいぶんスリムになるはずです。そして、浮いたお金で欲しかった趣味のモノを手に入れたり、家族で楽しい経験をしたり、お子さんの将来のために備えたりと、

好き」なことや「価値ある経験」にもっとお金を活かせるようになるかもしれません。

この記事を読んでいただければ、なぜ多くの保険が必ずしも必要ないのか、そして本当に頼りになる保険は何か、きっとご理解いただけると思います。保険に対するモヤモヤをスッキリさせて、家族も趣味も大切にできる毎日を目指しませんか?

なぜ、そんなに多くの保険は必要ないのでしょうか?

「え、本当にそんなに少なくて大丈夫?」と思われるかもしれませんね。でも、ご安心ください。ちゃんとした理由があるんですよ。

1.日本には「高額療養費制度」という、とても頼りになる制度があります!

 病気やケガで医療費が高額になってしまっても、実は1ヶ月の自己負担額には上限が定められているんです。これが「高額療養費制度」。例えば、年収が約370万円~約770万円のご家庭なら、1ヶ月の自己負担上限額は8万円ちょっと(※2025/6/3記事執筆)。つまり、

仮に医療費が100万円かかったとしても、実際に窓口で支払うのは多くの場合8万円程度で済む、

ということです。この制度を知らずに、手厚すぎる医療保険に加入しているケースが少なくないのです。

2.「貯蓄もできて保障も」という貯蓄型保険、本当に魅力的ですか? 

「将来のためにお金も貯められて、万が一の保障もついている」と言われる貯蓄型の保険。でも、内容をよく確認してみると、

短期解約時に手数料が引かれて元本割れしてしまったり、
長期間積み立てても銀行預金とさほど変わらない利率だったりすることも。

満期時返戻率(例:10年で150%など)から年率を計算すると、
円建て貯蓄型保険の一般的な年率(予定利率)は1.2%~1.8%程度
外貨建てでは3%~5%台の商品も多い。

返戻率の計算式
返戻率(%)=受取金額÷支払保険料総額×100

もう貯蓄型保険に加入しちゃってるよ!って人は、生成AI(ChatGPTなど)に上の条件を入力して聞いてみて!!

今の物価上昇を考えると、実質的にお金の価値が減ってしまう可能性すらあります。
「お金を増やす」ことを考えるなら、保険よりも「つみたてNISA」や「iDeCo」といった国の制度を活用した「投資」の方が、効率が良い場合が多いんです。

指数20年平均年率30年平均年率
オルカン
(eMAXIS Slim 全世界株式)
6.42%7.55%
S&P5007.95%8.39%
長期平均年率(過去20~30年)

3.「万が一」の不安、その確率を冷静に考えていますか? 

「先進医療は高額だから…」
「三大疾病になったらどうしよう…」

と聞くと、誰でも不安になりますよね。しかし、実際に先進医療を受ける確率は非常に低いと言われていますし、三大疾病のリスクも、私たちのような比較的若い世代ではそこまで高くはありません(高額療養費制度で対応する)。もちろん、備えは大切ですが、そのために毎月高額な保険料を支払い続けることが本当にベストな選択なのか、一度立ち止まって考えてみる価値はあると思います。

2023年7月~2024年6月の1年間に先進医療を受けた患者数は177,269人でした。
同期間の日本の人口や医療機関受診者全体と比較すると、先進医療を実際に受ける人はごく一部であり、年間で人口の約0.14%程度(日本の人口約1億2,400万人に対して)となります。

また、生命保険会社や金融機関の資料でも「先進医療を一生のうちに受ける確率は1%未満」とされることが多く、一般的には0.1~0.5%程度が目安とされています7

先進医療を受ける確率は年間で0.1~0.2%程度
一生涯で受ける確率も1%未満が一般的な目安。

では、具体的にどう考えればいいのか、私の体験も交えながら見ていきましょう。

それでは、具体的にどのような保険を見直せる可能性があるのか、そしてどのように考えれば良いのかを、私の恥ずかしい過去の体験も交えながらお話しさせてください。

その医療保険、本当に「安心のお守り」になっていますか? 私の失敗談…

実は私自身、社会人になってすぐの頃、親の紹介で、月々1万円ほどの医療保険に加入した経験があります。

「若いうちに入っておくと保険料が安いし、
入院したら日額1万円もらえるから安心だよ」

なんて言葉を鵜呑みにして、深く考えずに契約してしまったんです。当時は保険の知識なんてほとんどなくて、

「まあ、みんな入ってるみたいだし、お守りみたいなものかな」

と軽い気持ちでした。

その後、結婚して子どもが生まれ、家計のことを真剣に考えるようになったある日、ふと

「毎月払っているこの保険料、トータルでいくらになるんだろう?」

と疑問に思ったんです。軽い気持ちで計算してみたら…もうビックリ。もし

22歳から65歳まで43年間払い続けると、総額はなんと300万円を超える(新車買えるやん(笑))
※平均的な民間の月額保険料 30代 男性→5985円 で計算。(女性は4511円)

ことが分かったんです。正直、唖然としました。

「このお金があったら、子どもの教育資金の一部にできたかもしれないし、
家族でもっと色々な経験ができたかもしれない…」と。

慌てて調べてみると、日本には先ほどお話しした「高額療養費制度」があることを知りました。これなら、万が一大きな病気やケガをしても、自己負担は月数万円程度で済むケースが多い。

「じゃあ、日額1万円の保障って、本当にそこまで必要なんだろうか?

と、長年信じてきた「お守り」が、実はそれほど必要ないかもしれないことに気づいた瞬間でした。

先進医療特約」、私も「とりあえず」で付けていました…

医療保険を見直した際、そういえば「先進医療特約」なるものも付いていたことを思い出しました。これも、

「万が一、最先端の治療が必要になったら高額だから」

というセールストークで、よく分からないまま「とりあえず付けておこう」と契約していたものです。でも、実際に先進医療を受ける確率が非常に低いことを知り、「これも、本当に自分に必要なのかな?」と考えるようになりました。もちろん、安心材料の一つではあるのですが、そのために毎月支払う保険料と、実際に受ける可能性を天秤にかける視点が大切だと痛感しました。

先進医療を受ける確率は年間で0.1~0.2%程度
一生涯で受ける確率も1%未満が一般的な目安。

貯蓄型保険、「お金が増える」に期待しすぎていませんか?

若い頃には「将来のためにお金も貯められて、保障もついて一石二鳥ですよ!」なんて言葉に惹かれて、貯蓄型の保険に興味を持った時期もありました。でも、よくよく調べてみると、早期に解約すると元本割れするリスクがあったり、長期間積み立てても、期待したほど増えないケースが多いことを知りました。むしろ、その保険料を「つみたてNISA」のような制度でコツコツ運用した方が、将来的により大きなリターンを期待できる可能性があると気づいたんです(もちろん、投資にはリスクが伴いますが、それを理解した上で選択することが重要)。

満期時返戻率(例:10年で150%など)から年率を計算すると、
円建て貯蓄型保険の一般的な年率(予定利率)は1.2%~1.8%程度
外貨建てでは3%~5%台の商品も多い。

指数20年平均年率30年平均年率
オルカン
(eMAXIS Slim 全世界株式)
6.42%7.55%
S&P5007.95%8.39%
長期平均年率(過去20~30年)

結果、本当に必要な保険はこれだけでした!

そんなこんなで、色々とYoutubeで勉強したりしながら保険を徹底的に見直した結果、我が家で本当に必要だと判断したのは、やはりこの3つでした。

火災保険 大切な我が家を守るため。
自動車保険(車に乗る方は必須。) 対人・対物賠償は無制限で。
生命保険(家族のために、掛け捨ての死亡保険) 私に万が一のことがあっても、妻と子どもたちが路頭に迷わないように、必要な期間と保障額をしっかり設定しました。

見直してどうなった? 我が家のリアルな変化

正直、保険を見直すのは少し面倒でした。でも、勇気を出して取り組んで本当に良かったと思っています。 まず、月々の保険料が数万円単位でガクンと減りました。 これは本当に大きかったです。その浮いたお金で、以前なら「ちょっと高いな…」と諦めていたこだわりのデニムを気兼ねなく買えるようになったり(笑)、家族で少し遠出して美味しいものを食べに行ったりする余裕ができました。 そして何より、

お金に対する漠然とした不安が減って、精神的にすごくスッキリしたんです。

「自分たち家族にとって、本当に必要なものは何か」を真剣に考え、納得して選んだという自信もつきました。

さあ、一度保険証券を広げて、ご家族と将来について話してみませんか?

改めてお伝えしたいのですが、私たちパパ世代に必要な保険は、実はそれほど多くないのかもしれません。 大切なのは、

「なんとなく不安だから」

という理由で保険に入り続けるのではなく、今の自分たち家族にとって本当に必要な保障は何かをきちんと理解し、納得して選ぶことだと思うのです。

この記事を読み終えたら、まずはご自宅の保険証券を全て取り出してみてはいかがでしょうか。そして、奥様と一緒に、

毎月どれくらいの保険料を支払っているのか?
その保障内容は、本当に今の自分たち家族に合っているのか?
高額療養費制度を利用した場合、実際の自己負担はどれくらいになりそうか?

といった点を話し合ってみることをお勧めします。

すぐに全て解約しましょう、ということではありません。でも、ムダな保険料を見直して、月に数千円、あるいは数万円でも余裕が生まれたら、そのお金でご家族との時間をより豊かにしたり、ご自身の「好き」を追求したりすることに使っていただきたいのです。

保険はあくまで「万が一、経済的に大きなダメージを受けるのを防ぐための備え」です。それ以外の「安心」は、知識を身につけ、計画的に貯蓄や資産形成を行うことでも十分に手に入れられます。そして、そうして生まれたゆとりは、今の生活をより充実させるために使ってみませんか?

それが、私たち子育て世代のパパにとって、より納得感のある、そして幸せな選択の一つではないかと考えています。


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この記事を書いた人

3児の父で、育児と仕事の合間に“ゆるくて、かっこいい”を探求中。
デニムとブーツとコーヒーが好き。育児中でもオシャレをあきらめたくないパパへ、共感とヒントを届けたい。

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